◆ボイラー稼働、状況再現山口のホテルCO中毒
2009/06/06 00:00
山口県美祢市の「山口秋芳プラザホテル」で22人が病院に運ばれ、うち1人が一酸化炭素(CO)中毒で死亡した事故で、経済産業省原子力安全・保安院の調査チームは6日、事故時に使用していたボイラーを稼働させて状況を再現し、室内のCO濃度を測定した。県警の捜査員も立ち会った。保安院の担当者やガス関連協会の専門家らで構成する調査チームは、測定結果を分析し、事故の原因解明を進める。また、このボイラーが予備的に使用されていたものだったことがホテルへの取材で判明。いったん撤去後に再設置されたことが分かっており、県警はホテル関係者らから事情を聴くなどして再設置の経緯や使用状況を詳しく調べる。ホテル側によると、ボイラーは2台あり、主に新しい方を使用。古い方は「新しいものの予備で、さびさせないために3日に1回程度使っていた」としている。ボイラーメーカーによると、新しい1台は2007年に設置。古い方は1999年に設置、07年に故障を理由に撤去されたが、ことし春、メーカー側が新しい方の修理のためホテルを訪れたときには、既に再設置され、ふたがされた古い煙突に接続されていた。県警はこれまでの現場検証の結果、この古い煙突からCOがホテル内に流出したとみている。
【共同通信】